先輩社員の声

- 製造 D.K
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- 尾池アドバンストフィルム株式会社
- 2007年4月入社
- 京都製造部業務改善課
- 高校卒業
- 課長
高校卒業後、進路指導の先生に勧められて入社。製造部で13年間ウェットコーティングの機械オペレーターとして勤務の後、技術部へ異動。生産力や品質といった製造部全体の技術力を上げる業務に従事。2024年から製造部へ戻り品質の管理を行う部門を立ち上げ、2025年からは製造部業務改善課となり初代課長に就任。
IT機器にも使用される部材では、お客様からの要望も非常にシビア。
難しい課題をクリアできると誇らしい気持ちになり、やりがいを感じます。

業務改善課では、製品の品質管理業務を行っています。当社では、スパッタリング、蒸着、ウェットコーティングという大きく分けて3種類の技術を用いて作る多種多様な製品があり、業務改善課では、京都工場で製造しているすべての製品について担当しています。
私自身は、もともとウェットコーティングの機械を長年担当していたのですが、今年から管理職に上がり、そのマネジメントを行っています。3種類の技術それぞれの製造上の課題も把握した上で、より良い改善を実現するためには、幅広い知識が必要です。
また、ディスプレイなどのIT機器にも使用される部材だと、製品の品質に対する許容範囲も厳しく、お客様からの要望も非常にシビアです。どうすればお客様からの期待を上回る結果を生み出せるか、生産設備を使ってさまざまな実験を繰り返し、課題解決を図ります。
課のメンバー全員で取り組んで難しい課題をクリアし、お客様からこの品質なら良いものが作れると喜んでいただけた時には、「やってやった!」と誇らしい気持ちになり、やりがいを感じます。
生産性を上げることが、人手不足や環境問題へのアプローチに。
業務改善課が担っている取り組みが重要になってくる。

今は、どこの企業でも人手不足の状況だと思います。労働人口はこれからもどんどん減っていく中、人材確保のためには、女性や高齢者の方、また外国の方も含めて、働きやすい環境を整える必要があります。働く環境を整え、従業員の総対数を増やすという取り組みも重要だと思いますが、それ以上に、私たち業務改善課が担っている従業員1人当たりの生産性をどれだけ上げていけるかという取り組みも重要になってくると思っています。
製造工程におけるさまざまな無駄を減らしていくことも必要ですし、AIを活用して各業務を自動化していくことも重要です。これまで人がしていた作業を自動化していき、空いた人の力を、もっとクリエイティブなことを考えたり動かしたりすることに用いることで、製造業はもっとレベルアップしていくと思います。私たちが担っている業務改善の活動もより進めていくことで、人材不足という課題に対するアプローチをしていけたらと思っています。そのような意味でも働き方がどんどん変わっていくと思います。
また、当社製品の素材であるプラスチックを取り巻く社会の環境が厳しくなってきています。モノづくりをするには、どうしても一定数のロスが発生しますし、そうなると廃棄することになります。環境に対する考え方が厳しくなっていく中で、そのようなロスをリサイクル・再生していくといった方向に進んでいく流れなのは間違いなく、当社でもそのような素材開発にも力を入れています。そのため、まずはロスそのものを減らすという業務改善課の取り組みも重要になってくると考えています。
先生に勧められたことがきっかけで入社を決めました。
勧めてくれた進路指導の先生には感謝しています。

私は高校を卒業したらすぐに就職しようと決めていました。進路指導の先生に相談した時に「尾池さんはいいところで評判やで」っていうのを聞いて、入社を決めました。それからもう19年もの長い間勤められていますが、それは上司や同僚など職場の人たちの人柄がとてもよかったからだと感じています。
様々なチャレンジもさせていただき、仕事面の成長だけではなく、人間的にも成長できていると感じられているので、入社してよかったなと思っています。
仕事でもプライベートでもよく付き合ってくれる先輩後輩が多く、素晴らしい人がいますし、働く環境もよいので、皆さんの将来にとっても自信を持ってお勧めできると思っています。
ある1日の流れ
- 8:15出社、ラジオ体操
- 8:20朝礼、部下の進捗状況・今日の予定の確認
- 9:00会議・打ち合わせ
- 12:15お昼休憩
- 13:00会議・お客様との打ち合わせ
工場からの連絡があればメンバーと一緒に工場へ見に行き、
改善の指示をすることも - 16:00部下からの報告確認
- 16:30定時退社