Interview先輩社員の声

開発 猪口 尚美

Profile

  • 尾池メタリックデザイン株式会社
  • 2021年4月入社
  • 製品開発部門 転写箔開発チーム
  • 宇宙物理学専攻

大学では宇宙物理学を専攻。
IT系の会社へ進む友人が多い中、モノづくりの仕事に惹かれ入社。
入社以来、製品開発部門にて転写箔の開発業務に従事。
実験の計画を立て、転写機を用いたテストなど実験室での実験を行う日々を過ごしている。

宇宙物理学専攻で化学の知識は乏しかったんですが、
先輩たちが基礎的なことから優しく親切に教えてくれました。

合同インターンシップ説明会でいろんな企業を見て回っている時に、キラキラな製品が置かれているのが、すごく綺麗で、この会社の説明を聞いてみようって思ったのが最初のきっかけです。
宇宙物理学専攻だとIT系に進む人が多いのですが、私自身はパソコンにずっと向かうというより、何かモノをつくる仕事がしたいという思いがあり、自分のその気持ちを大切にしようと、インターンシップにも参加して、この会社に入りました。
私はそれまで化学をやってこなかったので、化学の知識がかなり乏しかったんですが、上司や周りの先輩がすごく親切で、基礎的なことからいろいろ優しく教えていただけました。
現在は、実験室でウェットコーティングの塗工を行ったり、転写機を用いた転写テストをしたり、その結果を踏まえて次の実験の計画を立てたりしています。
頭で考えてばかりではわからないことも多く、実験して手を動かすことで結果が出て次につなげられます。その結果がたとえ悪い結果であっても、そこに何かしらのヒントがあるので、次はより良い結果になるようにPDCAサイクルを回しながら業務を行うようにしています。

キラキラしたパッケージを見てきれいだなと心が動き、
商品を手に取ってくれる人が増えればいいなと思います。

入社以来、転写箔の開発業務の仕事をしています。お菓子のパッケージなど、紙に熱で転写する金箔・銀箔などの転写箔の製品開発を主に行っています。
より作業性がよくなるようなものや、見た目としても輝度が高いようなもの、これまで転写しにくかった素材へ転写できるようなもの、文字やハードなどの図形をきれいに切り抜くことができるものなど、お客さまの要望や市場ニーズに合わせて開発しています。
転写箔などの加飾材料の製品は、それ自体がメインの製品として一般消費者のもとに届くことは少ないのですが、お菓子や化粧品などの製品パッケージを華やかにして、そのブランドイメージであったり、商品価値を高める役割を担っています。キラキラしたパッケージを見てきれいだなと心が動き、商品を手に取ってくれる人が増えればいいなと思います。
自分が開発に関わっている製品が採用されたときは、とてもうれしかったです。なかなか開発がうまく進まないこともありますが、消費者のもとに自分たちが作った製品を届けたいという気持ちで日々開発の仕事に取り組んでいます。

自分が好きなことをしている方が楽しいと思います。
専攻と関係のない仕事でも、思わぬところでその知識が役に立つことも。

私は、入社して3年目なんですけど、まだまだ上司の知恵に頼ったり、アドバイスをいただいたりすることが多いです。でも、教えてもらった知識がちょっとずつ増えてきたので、少しでも自分で考えたアイデアを出していけるように頑張りたい。それで今開発を行っている製品が採用されたらうれしいなと思います。今はそれが目標です。
大学の専攻から考えて就職先を選びがちだと思うけど、私自身大学の専攻とは全く異なる就職先を選んでますし、結局、自分が好きなことをしている方が楽しいと思います。
専攻と関係のない仕事でも、思わぬところで、その知識が役に立つこともあります。私も大学時代にプログラミングをやっていたのが、今、仕事で役立ったりしています。
自分の好きな事を求めて、視野を広く持って、会社選びを行ってもらいたい。その結果、うちの会社を志望してもらえたらうれしいです。
やっぱりモノづくりの会社なので、より良いものを作りたいという志のある人、物事に熱心に取り組める人に入社して欲しいなと思います。そういう人が活躍できる場所でもあります。